以下、誤字・脱字、あまり一般的ではない表現などの指摘です。
評価モジュールの構文にミスがあるようです。また、CC-BY SA 4.0のライセンス表示がなされていないようです。
画像のライセンスが正しくはCC-BY SA 4.0であるのに、ファイルストレージでCC-BY SA 3.0と表記されてしまっているようです。
実体信頼性: なし
"実体信頼性: 実体なし"が正しい表記です。
*Level 420 N* は、バックルームにおける 420N 番目の階層である。
"バックルームにおける 420 N 番目 ~"の誤字です。半角スペースが抜けています。
またこの階層には非常に強い精神作用があるため、以下の記述はそれを踏まえて上で注意して読むように。
"踏まえて"は"踏まえた"の誤字だと思います。
ごく稀に「ホームメイロを数回回したかのような空間」と放浪者から表される広大かつ複雑な構造の部屋も時折存在する。~
"ごく稀に""時折"で頻度を表す単語が重複して用いられています。
また、"ホームメイロを数回回したかのような"はあまり一般的ではない表現のように感じました(私はこの元ネタを存じ上げませんでした)。
これらの二つの問題点を解決できる文章の例を考えてみました。
「稀に、住宅の内部構造が外見とは想像もできないほど広く複雑に入り組んでいることがある。「軽い気持ちで入った住宅から脱出することに5時間の探索を要した」という報告もなされているため注意が必要である。住宅の内部構造も、街の構造と連動して絶え間なく変動しているようである。」
いずれの住宅には、現実世界における最新の外付けスピーカー付きの大型テレビやステレオ、デスクトップPC、食器洗い機、エアコン、洗濯機などの基本的な電化製品のほか、食器棚や本棚といった家具も備え付けられている。
"いずれの"の使い方に違和感があります。"すべての""一部の"などの単語に置き換える方が自然だと思いました。
また、最後の一文は「~食器棚や本棚といった家具"が"備え付けられている。」の方が良いと思いました。
神殿の中央には未知の言語で刻まれた石板が数個確認されている。
"未知の言語の文章が"と表記する方が良いと思いました。
滞在者や訪問者の間では口述する精神作用の起源、または何等かの関連があると信じられている。
"口述"は"後述"の誤字だと思います。また、"何等か"はひらがなで"なんらか"と表記する方が一般的です。
私は、主語述語の関係をわかりやすくするために以下のような表現にした方が良いかなと思いました。
「この文章は、滞在者や訪問者の間で"この階層の精神作用の起源である""この階層の精神作用となんらかの関係がある"と信じられている。」
以下、記事内容についての指摘です。
Level 420 N で排他的・支配的な行動をすると、階層の自浄作用で、直ちに危険度5のランダムな階層に飛ばされると現地民から言い伝えられている。
"階層""危険度5""ランダム"という語句は、言い伝えに登場する内容として違和感があります。私は次のような表記が良いかなと思いました。
「 Level 420 N の現地民の間では、次のような言い伝えがある。「この都では、決して他者を拒絶したり支配するような振る舞いをしてはならない。さすれば、あなたは都から追い出され、災厄に見舞われるだろう。」この文言は、危険な階層への移動を示唆するものと考察されている。」
以下、記事の感想です。
最初に記事を読み終えたときは、"現地民が実体として指定されていないこと""放浪者の表記が一定でなく、記事中で「訪問者」「滞在者」などに変化していること""筆者が蔵書の言語について異常に詳しいこと"など、記事の各所に強い違和感を覚えました。しかし、何度か読み返すうちに、おそらく次のようなことだろうと気づきました。
1.この階層の精神影響を受けた放浪者が、精神作用の起源である石板の文章をwikiへ転載する。
2.wikiユーザーが精神作用を受ける。
3."著しく外交的かつ開放的になる"精神作用により、実体群を一人の人間として受け入れてしまう。
このことに気づいたとき、背筋が凍るように感じました。同時に、フォーマットの逸脱を巧みに活用した素晴らしい表現だと思いました。
従って、「リミナル性」の構成要素の一つである"不気味さ"を表現することには成功していると思います。
また、「概要」「住宅」項の記述は、「リミナル性」の構成要素の一つである"超現実感"を強く表現できていると思います。
さらに、この精神影響を巧みに用いた記事構造により、この記事は「専門性が強すぎて感情移入しづらい」という以前の Level 130 η 下書きで感じた欠点を克服しています。
しかし、「商店」「移動手段」「情報通信」の3つの項が、記事中にあまり必要ないただの情報の羅列になってしまっているように感じます。
これらの記述が記事を冗長にしてしまっている上、上述した精神影響のギミックを見つけづらくしてしまっています。
私は、思い切ってこの3つをカットしてしまった方が、より優れた記事になると感じました。
特に「移動手段」の項について、この項を削除した方が良いと強く感じます。階層の精神影響と、中央集権国家を象徴するかのように近代的に整備された道路というシチュエーションに強いミスマッチを覚えました。
例えば、「概要」に、「この階層では時折商業施設のようなものが見かけられる。食料品や生活必需品などを販売している重要なものから、公共浴場に電気屋、図書館のような文化的な暮らしを手助けするものまでさまざまである。」のように記すことで、「商店」「公共施設」の項をカットすることができます。
また、「神殿」については、かなり重要な内容なので単独で小見出しを設けるべきだと思います。
上記の問題点が解消されれば、より主題が際立ち読み物として優れたものになると考えております。